コロナ禍でお家時間が増え、運動不足になってしまった、という方は多いと思います。
実は運動不足は「何となく体がたるんできた」「少し太ってきた」という体の見た目の問題だけでなく、筋力の低下を引き起こし、メンタルや体の機能にも悪影響を与えます。
そこで今回は、筋力が日常生活を幸せに送るためにいかに重要かということをお話します。
筋トレを怠った結果
私は子供の頃の事故の後遺症で足に障害があります。
そのため、病院で行うリハビリの筋トレの他に、水泳やウォーキングなどの運動を続けてきました。
ですが筋トレは苦手なので、30歳過ぎてからやめてしまいました。
なぜかというと、筋トレをしていれば日常生活に支障が無い程度にはなるのですが、スポーツが出来る程回復する見込みは無かったので、そのことを言い訳にして、つらい筋トレから逃げてしまったのです。
そしてそれから10年間、軽いヨガやウォーキングは続けていましたが、40歳前から段々と歩くのが困難になり、ついには足腰のサポーターや杖が無いと歩けない状態にまでなってしまいました。
日常生活やウォーキングなどの有酸素運動で使う筋肉(遅筋線維)と、筋トレで養える筋肉(速筋線維)は筋肉の種類が違うので、筋力を衰えさせないために筋トレは不可欠だったのです。
私は自力で歩けなくなって初めて、リハビリの筋トレをやめてしまったことを後悔しました。
筋肉量とメンタルヘルスの関係
筋肉は30代がピークで40代から急激に減少すると言われています。
私が歩行困難になった時期は、筋肉が急激に減少する時期だったのです。
筋肉は30歳を過ぎた辺りから10年程かけてゆっくりと減っていくので、低下していることに気付きにくいですが、確実に筋力は落ちていきます。
筋力が落ちると活動量が減ります。
何もする気がしない、億劫だと感じる時は、まず動いてみなければ活動的にはなれません。
ですが筋力が低下していると、その「まず動く」エネルギーを生み出すことが難しくなります。
また、筋肉はエンジンのような役割もあります。
体に熱を作り、ホルモンを分泌し、免疫力を高めてくれるのです。
これらの機能が衰えると、倦怠感や体の不調も起きて、ますます動くのが億劫になり、活動量が減る、気力が出ない、という悪循環に陥ります。
筋肉は幸せのもと
私が歩けなくなった頃、仕事以外ではほぼ家に引きこもりがちでした。
行きたいところにも行けない、外出して好きなことも出来ない。
足腰の痛みと闘いながらの鬱々とした毎日。
膝と太ももと腰をサポーターで固定し、杖を突きながら仕事はしていましたが、それは心にも体にも大きな負担を強いるものでした。
そしてストレスから不眠になり、常に気が重く、当時は抑うつ状態にあったと思います。
そしてそんな日々に嫌気がさしていたある日、覚悟を決めました。
「このままだと足腰だけではなく、精神的にも病んでしまう!この先何年もこんな状態で生きる位なら、つらくても必死で筋トレして克服しよう!
そして、筋力を取り戻して絶対に幸せになる!」
それから4年間、必死の筋トレ生活を送り、今年で5年目になります。
今ではかなり回復して自由に歩けるようになり、大好きな森林公園を散歩し、森や山道を歩くことも出来るようになりました。
体力的にハードだった仕事も、悪性リンパ腫の治療のために休職するまでは楽しく続けられました。
そして自由に動ける安心感でメンタルも安定し、いつも穏やかに暮らせるようになりました。
これはおまけですが、ぽっちゃり体系もかなり改善しました😅
心と体の健康が幸せの基本だとしたら、「筋肉は幸せのもと」だと私は実感しています。
もし何も疾患が無いのにやる気が出ない、気力が無い、いつも体が重いと感じたら、筋力アップをおすすめします。
最近は動画サイトでエクササイズ動画がたくさん上っているので、自分に合ったものを参考にすると良いと思います。
素敵なインストラクターさんと一緒に運動すると楽しく取り組めるし、モチベーションアップにもなりますよ😊
まとめ
✨筋肉は幸せのもと✨
筋力アップすると体が軽くなり、やる気と元気が湧いてきます。
そして免疫力が上がり、見た目もすっきりして気分もアップします😄