ポジティブ思考を進める記事や書籍は山程あり、応援ソングに使われたりもしているので、「ポジティブ思考であれば物事が上手くいく」という考え方が一般的です。
私自身、常にポジティブであろうと心がけて生活しています(元がネガティブなもので…😅)
でもポジティブ疲れしてしまって、心身のバランスを崩した経験もあります。今日はそのお話をします。
ポジティブ思考の功罪
ポジティブといえば、積極的、前向き、努力家、元気、といったイメージです。人が生きていく上でとっても大切なことです。
でもそれが過剰になるとどうでしょう。
頑張り過ぎたり、焦りが強くなったり、緊張したりして結果失敗してしまいます。
本当は疲れているのに、「休むのは怠けること→リラックスしてはいけない→もっと頑張らなきゃ」という思考に陥り、体もそれに合わせて緊張したままの状態が続きます。
その状態が長引くと、不眠や痛みなどが表れ、心身に悪い影響を及ぼします。
休んでも意外と大丈夫でした!
私もそのような経験は多々あります。
仕事で「業績を上げて期待に応えなければ。理想の自分に近付かなければ」という、「強制ポジティブ」に陥り、無理をし過ぎて胃腸を壊し、手術が必要になったり、足腰が悪くなって歩けなくなったり。
そこまでなって初めて「あぁ、自分は強制ポジティブで疲弊して、体が悲鳴をあげていたんだな」と気付くのです。
これはさすがに気付くのが遅すぎますが!
当然仕事は休むか辞めるか、ということになりますが、意外と私がいなくても物事は進むんですよね。
そうはいかない場合もあるでしょうが、世の中大抵のことは自分がいなくても何とかなるものです。
このことを理解してから、ポジティブ思考より自分の健康を優先させても良いのだと、気持ちが楽になりました。
ポジティブ思考の裏側を見る
積極的で輝いている人に憧れ、自分の目標にすることはとても良いことですが、その裏側も想像してみて下さい。
- 積極的だけど、先走り過ぎる
- 大らかで元気だけど、気遣いが少ない
- 正義感が強いけど、頑固で融通が利かない
- 最後まで諦めないけど、最善の道への方向転換が出来ない
- 前向きだけど反省はしない
ポジティブ思考にはこのような側面もあり、もはやこれはネガティブ思考といえるのではないでしょうか。
このような落とし穴に気付き、無理せず自分に合ったバランスを見つけ、正しいポジティブシンキングが出来るようになりたいですね。
まとめ
ポジティブ思考の裏側を知って、心身共に健康になるようバランスを取ろう。