私は早起きして朝の時間を楽しむのが好きです。
まだ鳥たちも眠っている、静けさの中で目覚める純粋な時間。
朝日を見て、新しい空気を吸って、これから始まる一日に挨拶をします。
この時間だけは、自分のために好きなことを考えます。
目を閉じて楽しい空想にふけっていることもあります。
そんな朝のリラックスタイムに必需品なのが、大好きな「緑茶」でした。
お茶を淹れる行為から一日が始まるといっても過言では無い位、朝の緑茶は長年の習慣であり、至福のひと時でもありあました。
なぜそれが過去形になっているかというと、悪性リンパ腫を患ってからカフェインの入った飲み物を取れなくなったからです。
現在胃にリンパ腫の症状が出ているので、普通の食事が取れません。
そのためカフェインでも胃痛を起こしてしまうので、習慣で飲んでいる緑茶も止めざるをえませんでした。
早朝に緑茶を飲むようになったのは、20年以上前でしょうか。
きっかけは母が淹れてくれたお茶でした。
若かりし頃、うつ病を患い不眠になり、病気の症状のせいで早朝に起きていることが多かった時期がありました。
その頃は毎朝暗い表情で、キッチンでうつむいて座っていました。
ある朝母は、早朝から優しい笑顔で、ゆっくりと急須でお茶を淹れてくれました。
昨晩の夜勤のせいで余り寝てなかったはずなのに、私に付き合って早起きをして。
そしてたわいもない会話をしながら二人でお茶を飲みました。
外はやっと日が昇りかけて、薄明るくなっていました。
静かな朝、母と私二人だけの特別な時間のような気がして、とても嬉しかったのを覚えています。
それから私は、早朝にゆっくりと緑茶を淹れて、ティータイムを楽しむようになりました。
ここ数年は特に、朝早く起きて緑茶を飲みながら過ごすのが楽しみで、前の晩早寝する程になっていました。
そして早朝のティータイムが、一日で一番好きな時間でした。
朝ゆっくり緑茶を飲むことで、リラックスしながら少しずつ体が目覚めていくのも心地良かったです。
でもそれが出来なくなった今、どうやって楽しく朝を迎えたらいいか分からなくなってしまいました😂
緑茶を絶たれた今、朝の時間の使い方にとても困惑しているところです。
ノンカフェインのお茶を飲んだり、ココアやミルクに変えたりしてみますが、どれもしっくりきません。
一層のことまったく違う方法でリラックスしようと、色々と試していますが、朝の緑茶には適いません。
でも、やっぱり早起きは気持ち良いし、生活のリズムが整うので続けていこうと思います。
朝の緑茶に変わる楽しい習慣が出来ることも、あるかもしれません。
病気になる前と同じことが出来なくても、今だから出来ることもあると信じています😊
それが出来たら、またブログに書こうと思います。
2022年2月8日(火)